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リサイクル率の算出

従来の回収率から、リサイクル率に指標を変更

「従来の回収率」は環境省公表による市町村分別収集量と、推進協議会調査に基づく事業系回収量とを分子にしていました。
近年では使用済みPETボトルの海外輸出が年々増加しており、従来の調査による回収率では十分に実態を反映した結果になっていません。
推進協議会では2006年度よりPETくずの貿易統計をもとに、使用済みPETボトルの輸出量の推計を試みてきました。そして、最終的にキャップ・ラベルを含まない再生材料としてリサイクルされるまでの「リサイクル率」の算出をしました。
第2次自主行動計画は、使用積みPETボトルの再資源化量をより実態に即して把握し、指標を回収率からリサイクル率に変更、「リサイクル率85%以上の維持」を目標に挙げています。推進協議会では、より精度の高いリサイクル率の把握に向けて、今後とも努力していきます。

2015年度リサイクル率は86.9%で前年度比4.3ポイント増加

2015年度のリサイクル率の「分母」となる指定PETボトル販売量(総重量)は563千トンで、前年度比1.1%の減少となりました。国内の指定PETボトルの販売本数は1.0%の伸びでしたが、一層の軽量化が進んだために、ボトルの総重量は減少しました。
一方、リサイクル率の「分子」となるリサイクル量は国内再資源化量262千トン、海外再資源化量227千トンの合計489千トンでした。
この結果、リサイクル率は86.9%で、対前年度4.3ポイントの増加となりました。 昨年は目標を達成できませんでしたが、今年度は達成することができました。

図3:「従来の回収率」と新定義「リサイクル率」の比較

リサイクル率の推移

推進協議会では3R推進のため、2016年度からの第3次自主行動計画の中で、「リサイクル率85%以上の維持」を目標として掲げており、推進・啓発活動を実施し、引き続き達成に努めます。

図2:リサイクル率の推移

PETボトルリサイクル率の算定方法

リサイクル率の算定に必要な回収量調査にあたって、市町村回収については、環境省発表速報データを使用するとともに、使用済みPETボトルの回収、再商品化を行う事業者へのアンケート調査を行い、国内リサイクル向けの回収量を集計しています。
 また、輸出量調査にあたって、使用済みPETボトルについては、2015年1月より新設された財務省貿易統計の「フレーク状のPETくず(貿易コード391590110)」の実数を使用し、ベール輸出については、バーゼル法輸出入規制事前相談結果集計における一般財団法人日本環境衛生センターの「PETスクラップ輸出量」を使用するとともに、PETくず輸出事業者へのアンケート調査を行い、海外リサイクル向けの回収量を集計しています。

●2015年度リサイクル率算定の詳細

【分母】指定PETボトル販売量

  1. 1)

    国内製品販売量:550,590トン ・・・【1】

  2. 2)

    輸入製品販売量:12,391トン ・・・【2】
    推進協議会調査

  3.   

      ※指定PETボトル販売量
    = 【1】 + 【2】 = 562,981トン ・・・A

【分子】使用済PETボトル再資源化量

  1. 1)

    国内再資源化量

    1. a)市町村回収量(分別適合物量): 281,444トン ・・・【3】
      環境省データ(速報)
      市町村指定法人処理量:192,169トン ・・・【4】
      日本容器包装リサイクル協会データ
      市町村独自処理量(【3】 - 【4】):89,275トン ・・・【5】
    2. b)事業系ボトル回収量: 220,040トン ・・・【6】
      推進協議会調査
    3. c)回収後の国内処理・海外処理の割合
      市町村回収での国内処理割合:87.6% ・・・【7】
      事業系回収での国内処理割合:39.2% ・・・【8】
      推進協議会調査
    4. d)国内向け回収量
      市町村回収国内向け量(【3】 × 【7】): 246,434トン ・・・【9】
      事業系回収国内向け量(【6】 × 【8】): 86,333トン ・・・【10】
    5. e)再資源化率
      市町村回収での再資源化率:80.6% ・・・【11】
      日本容器包装リサイクル協会データ
      事業系回収での資源化率:73.2% ・・・【12】
      推進協議会調査
  2.   

      ※国内再資源化量
    = 【9】 × 【11】 + 【10】 × 【12】 = 261,731トン ・・・B

  1. 2)

    海外再資源化量

    1. a)フレーク状PETくず輸出量:263,405トン ・・・【13】
      財務省発表貿易統計
    2. b)ベール状PETボトル輸出量:7,910トン ・・・【14】
      日本環境衛生センターデータ
    3. c)使用済みPETボトルの輸出量(【13】+【14】):271,315トン ・・・【15】
    4. d)輸出フレーク国内1次処理の歩留率:88.0% ・・・【16】
      推進協議会調査
    5. d)海外向け回収量
      市町村回収海外向け量(【3】×(1-【7】)):35,010トン・・・【17】
      事業系回収海外向け量(【13】/【16】+【14】-【17】):272,069トン・・・【18】

  2.   

      ※海外再資源化率
    =【17】×【11】+【18】×【12】=227,443トン・・・C

【リサイクル量・リサイクル率】
リサイクル量 = B + C = C=489,174トン・・・Y
リサイクル率 =Y ÷ A = 86.9%

【参考】

  • 市町村分別収集実績:300,090トン ・・・【19】
    環境省データ(速報)

従来の回収率((【19】+【6】)/A):92.4%・・・【20】

国内でのリサイクル率は「B/A=46.5%」となり、また、従来の回収率92.4%から、キャップ、ラベル等の異物を除いて、リサイク率として算出すると「(【3】×【11】+【6】×【12】)/A=68.9%」になります。

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